【心理学】ハロー効果を解説!人物評価を狂わせるその心理効果とは?

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お世話になります。リュウトブログです!

さて、今回はハロー効果というものを解説していきます。人物評価などでよく話題に上がりますので、既に知っている方も多いかもしれませんね。

ハロー効果について既に知っている人も、これから学ぶ人にもわかりやすくてためになる解説をしていきます!

ハロー効果とは

それではハロー効果について学んでいきましょう!

出典

ハロー効果は1920年にエドワード・ソーンダイクによって発表された論文『A Constant Error in Psychological Ratings(邦題:心理的評価における一定のエラー)』の中で用いられた用語です。

ハロー効果の定義

ハロー効果とは簡単に説明すると「何かを評価するときに、1つの目立つ特徴によって他の評価が引きずられて正当な評価ができなくなってしまう現象」のことです。

学歴や肩書きなど、ある人の特徴を目にしたり聞いたとき「この人〇〇大学出身なんだ。頭がいいからなんでもできるんだろうな」と思うことがありませんか?

他にも英語が話せると聞くと「英語が話せるなら仕事もうまくこなせるんだろうな」と思い込んでしまうことがあると思います。

このように、一つの特徴のだけでその人を判断してしまうこと、それがハロー効果です。

ちなみにハロー効果のハローとは”Hello”ではなく聖人の”Halo(後光)”のことです。輝いて見えてしまうってことですね!

ハロー効果の2つの側面

ハロー効果には2つの側面があります。人物の評価に影響を与えてしまうのは変わらないのですが、その人物の評価を高めるプラスの効果と、人物の評価を下げるマイナスの効果があります。

プラスに働くハロー効果

ハロー効果がプラスに働く場合、先に述べたように「英語が話せるならこの人はなんでもできる」「高学歴だからこの人は仕事もはやい」などのように、1つの目立つ特徴のせいでその人物の評価は相対的に上がります。

マイナスに働くハロー効果

ハロー効果がマイナスに働く場合、「漢字が書けないこの人は仕事もできないだろう」「この人は運動神経が悪いから勉強もできないんじゃないか」のように、1つの事柄だけで人物全体の評価を下げられてしまいます。

ハロー効果の問題点

ハロー効果にはプラスとマイナスの側面があると書きましたが、ハロー効果には1つの大きな問題点があります。

それは正当な評価ができなくなるという点です。

ハロー効果のように心理的な作用というものは、無意識のうちに私たち人間に働きかけます。気付かぬうちに他人の評価決定に作用してしまいます。自分が正当な評価をしているつもりでも、1つの特徴が大きな要素としてその人の評価に働きかけてしまいます。

ハロー効果という心理作用があるということを知っておけば人の肩書きや経歴に騙されずにその人の本質を評価することができるようになります。

また、固定観念やステレオタイプが強い人はこのハロー効果の影響を受けやすいと言われています。偏った評価しかできなくなるというのとステレオタイプというのは切って離せない関係にあるようです。

固定観念やステレオタイプに囚われている人が出自や学歴、人種などで人を判断するというのは昨今問題になっていることでもありますね。そう言われると妙にしっくりきますよね。

と、これもまた固定観念ですね。笑

ハロー効果の例

ここでは実際にハロー効果がどのように運用されているかについて解説します。これを意識すると、世の中の仕組みが見えてくるかもしれませんね!

CMで高感度の高い芸能人の起用

テレビCMで好感度の高い芸能人が起用されることがよくあります。これは「この人が使っているならいい商品に違いない!」というハロー効果のプラスのを狙った広告です。

確かに、いいイメージのある人が宣伝していると、使ってみようという気になりますよね。

反対に、CMに出演している芸能人が不祥事を起こして訴訟問題になることもあります。これは芸能人のイメージダウンが製品のイメージダウンにつながるからです。

「こんな奴をCMに使うなんて、この製品は悪い商品だ!」というマイナスのハロー効果が働きます。

毎日のように目にするCMにもハロー効果は使われていたんですね。

レビューなどの評価

ハロー効果は人物の評価だけでなく、商品やサービスについても効果があります。例えば通販サイトやレビューサイトの評価です。

ある商品を買おうと思うとき、みなさんは何を参考にしますか?多くの方はレビューの☆の数を参考にすると思います。

「☆の数が多いといい商品に違いない」と思ったり、「☆1つなら買わない」という判断をする方が多いでしょう。実はこれもハロー効果です。

評価が高いものはいい商品に違いないと思い込んだり、低評価が多いものはダメな商品だと思い込むことがありますが、これは「他人の評価」という特徴によってその商品の本質が見えなくなっています。

まぁ、私も評価は気にして買い物しますけどね。笑

しかし、ここで気をつけないといけないのは、単純な評価で判断するとサクラレビューに騙されることがあるということです。

評価を参考にするときは☆の数だけでなく、商品そのものの特徴をレビューしているものを参考にしましょう。

おわりに

今回はハロー効果について解説をしてきました。

ハロー効果はプラスにもマイナスにも働きますが、評価の正当性が欠けるという点で大きな欠陥を持っています。

人だけに限らず商品やサービスを評価する際、肩書きや他人の評価ではなくそれ自体の本質から、正当な評価をするように心がけましょう!

執筆者
井上惠隆

Alice Lidell(アリス・リデル)という個人占い屋を経営しています。鑑定歴は10年以上。タロットや手相、風水など様々な占術を合わせたオリジナルの鑑定が人気です☆日中は会社員として九州の片田舎で妻と柴犬と暮らす日々。実用×スピリチュアルで「善く生きる」ための情報を探求中。シンプルな暮らしに憧れています。

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